ニコンはNASAアポロ計画以来、宇宙空間に耐えうる素材の選択、飛行士の心理状態、宇宙服などの物理的な制約など、あらゆる面で特殊な配慮がなされた宇宙カメラを制作してきた。今回は宇宙に実際にいった実機も特別公開。開発者でありニコンのフェローである後藤哲朗(映像事業部、後藤研究室室長)が自ら機能を解説。ニコンがそれらカメラに体現させた信頼性と操作性についても詳しく説明する。
カメラ制作の高度な技術とものづくりの思想に、16代つづく釜師として共感をよせる大西清右衛門の京釜も共に楽しんでいただきたい。
*日本語
> 4/19 10:30–12:30にも同イベントがございます。
[スピーカー]
後藤哲朗 – 株式会社ニコン フェロー&映像事業部 後藤研究室室長
[会場]
大西清右衛門美術館
[参加費]
無料 *大西清右衛門美術館の入館料は各自ご負担下さい。
[ご予約用プログラム名]
宇宙にいったカメラ-知られざるニコンの技 4/18
後藤哲朗
千葉大学工学部電気工学科1973年卒業。同年日本光学工業株式会社(現ニコン)入社。ニコンF3(1980年発売)の電気回路設計から始まって、ニコンF6(2004発売)までの銀塩一眼レフ、さらにニコンD1(1999年)からD3S(2009年発売)までデジタル一眼レフカメラの開発設計に従事。
2004年より執行役員および映像カンパニー(当時組織)開発本部長として、上記フラグシップカメラ以外の普及機種、交換レンズ、コンパクトデジタルカメラ、アプリソフトなど映像事業全製品の開発設計を統括。2007年より映像カンパニー副プレジデントを経て2009年より現職。直近ではニコンDf(2013年発売)を企画開発。
趣味: ドライブ、スカッシュ、写真