KYOTOGRAPHIEのプログラム、ラファエル・ダラポルタ「ショーヴェ洞窟」のモチーフである、ショーヴェ洞窟の調査団の一員でもあるミケル・バルセロ。約3万6千年前の人類最古の壁画が残るショーヴェ洞窟の壁画を再創造するかのように、バルセロは制作を続けています。
「幻影 L’image fantôme」では、ミケル・バルセロとパスカル・コムラードによるパフォーマンスを本邦初公開します。パスカルはトイピアノと電子ピアノを即興にて演奏し、バルセロは一枚のカンヴァスに、この世から消えることになる作品を描きます。
ミケル・バルセロ(Miquel Barceló)
1957年スペイン生まれ。絵画と彫刻に対する実験的な取り組みで知られる現代アーティスト。1970年代にマヨルカ島のパルマ装飾芸術学校とバルセロナ美術学校で学ぶ。抽象とコンセプチュアルの影響を受容するバルセロの芸術は、絵画、陶芸、インスタレーションなど、多義におよぶ。現在は、パリ、マリ、マヨルカを行き来しつつ制作を行う。2004年、ルーヴル美術館にて作品を展示した最年少のアーティストとしても知られている。「私はいわゆる画材を発明するのが大好き。新たな方法論を発明するのが私の為すべき仕事の一つだと思う」と語っている。
パスカル・コムラード(Pascal Comelade)
1955年フランス生まれ。フランス系カタロニア人ミュージシャンのコムラードは、シンギング・ソーやトイ・ピアノのような楽器でロックやイージーリスニングのスタンダード曲を風変わりなかたちでカヴァーするミュージシャンの草分けとして知られる。独自のスタイルを発展させ、ロバート・ワイアット、ファウストといったアーティストと共演し、日本の前衛バンド「パスカルズ」もプロデュースしている。
[関連展示]
Raphaël Dallaporta | ラファエル・ダラポルタ ショーヴェ洞窟
[参加費]
無料
[言語]
英語(日本語通訳)
[ご予約用プログラム名]
「幻影 L’image fantôme」