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中国写真芸術の先駆者である榮榮(1968、中国福建省生まれ)と、日本人女性写真家の映里(1973、神奈川県生まれ)が出会ったのは1999年のこと。2000年に「榮榮&映里」として北京で共同制作を開始し、中国における写真表現のけん引役を担ってきた。「妻有物語」は、越後妻有アートトリエンナーレ(2012年)の招待作家として制作した作品である。約2年間、日本有数の豪雪地帯である新潟県十日町に暮らしながら、変化していく夫婦や家族の有り様、「生命の流れ」に感応していく過程が写真に表されている。会場となる両足院は通常一般公開していない禅院で、その書院や茶室、新緑を迎える庭園の美しさもあわせてご覧いただくことができる希有な機会となる。

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榮榮&映里 [妻有物語]、2014 © RongRong & inri

⑩両足院(建仁寺内)

〒605-0811京都市 東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
京阪 祇園四条駅 3番出口より徒歩7分、
または阪急河原町 1番出口より徒歩10分

OPEN:10:00-17:00
CLOSED:4/19(日)、20(月)、27(月)、5/7(木)

会場個別入場料:一般  700円/学生(大学・高校・専門生) 500円

[関連プログラム]

4/18 14:00 – 15:30

ryosoku© 2015 Naoyuki Ogino